フウセントウワタ

フウセントウワタの写真　　　　　2006.01.02登録

フウセントウワタの果実は、種名に違わず面白い形をしています。　花も面白い形をしていて５個の壷状の所に蜜を貯め太陽の光が当ると綺麗に光ります。（撮影：2005.10.07）

花の中も見たいと蜜壷を少し切って取り除いて見ました。花粉が、集合して塊になり逆さにして見るとシーソーのようになっています。　　撮影：2005.10.17　　注：花は、崩れないようにアルコールで固定したため、色が抜け透明になってしまいました。花粉塊の色は、抜けませんでした
	果実は、面白い形をしています。外皮は、葉が変化したことを良く示しています。葉脈がはっきっリ浮き上がっています。　果実の中も観察しました。先ず、葉で考えると中肋と葉の縁が合着した所の近くに沿って切り開いて見ましたのが下（左）の写真です。　内果皮に向かって多数の連絡線が走っています。更に、内果皮を剥がして、中の種子を写したのが、下（右）の写真です。　綺麗に種子が、隙間無く並んでいます。　　撮影：2005.12.29


上は、種子の写真です。非常に軽い毛が生えています。フウセントウワタの種毛は、扁平でした。種によって、種毛は色々でこれだけ観察しても面白いと思っています。この種毛の生え際を写したのが、下の写真（１）です。

種子を拡大してみました。種皮も脈が目立ちます（写真・３）。また、表と裏で形状が異なり、内部側は、断面写真（２）のように凹んでいました。　　この果実は、私が欲しいと思っていたところ友人が、採集して置いて下さったものです。　本当に有難うございました。

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